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「ラブオイル」が売れるわけだ!

わが家の近くには、お寺さんが経営する幼稚園がある。息子ふたりと、孫3人もお世話になった。
それに保育園もあるから、今はやりの電動式の自転車に幼児を乗せて走っているのをよくみかける。
前とうしろに子供を乗せている元気なお母さんも。
たまに背中に赤ちゃんをおぶり、前とうしろに子供を乗せて走っているタフなお母さんも見かけることがある。

女房がお腹が大きかった頃は、街にでるとやたらにお腹の大きい女性に目が自然と向いてしまったものだ。
少子化と叫ばれているけれど、ぼくの住んでいる街では、そんなに子供がいないとは思えない。
2016年の9月16日(金)の毎日新聞の記事を読んでおどろいた。

「未婚者(18~34歳)で、「交際相手がいない」は男性69.8%。女性59.1%といずれも増加。
「性経験がない」も増え、男性42.0%、女性44.2%」
と阿部亮介記者の記事だ。

売春防止法が1958年(昭和33年)4月に施行されて、吉原などの全国どこにでもあった、女性に売春させる廓が営業できなくなってしまった。
昭和の男性は、会社の先輩が新入社員を吉原などに連れていき、女性との性を教えさせた。
だが今はそれができない。

下北沢の街を歩いていると、手をつないで歩いている男女の姿をよく見かけるから、とっても相手がいない男性が7割近くもいるとは信じられない。
ひとりでいても欲望はおきるだろう。
ひとりでマスターベーションをしているのか。

「ラブオイル」が売れているのは当然のことかも。
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帰るべき家がなくなってしまった!

『薔薇族』が創刊されたときも、マスコミが話題にしてくれたが、33年間出し続けて、2004年の9月に刊行された11月号で、突如廃刊に追い込まれてしまったときの方が、マスコミが話題にしてくれた。
9月22日の朝日新聞の夕刊に「雑誌『薔薇族』が廃刊」という小さな記事が載った。
その日の夕方はマスコミが押しかけてきた。
共同通信社、時事通信社、読売、毎日、東京新聞と、夜まで取材の電話が鳴りっぱなし。
フランスの新聞社まで取材してくれた。それをひとりで対応するのだから大変だった。
その後の一週間は、週刊誌、イギリスのザ・タイムズや、スイスの新聞まで取材にこられ、ぼくはしゃべりどおし、33年間の話をするのだから、1時間、2時間かけて、しゃべりとおしてしまった。
その後、神保町の古書店「一誠堂」の海外部からの依頼で、オーストラリアの国立国会図書館と、アメリカのエール大学の図書館から382号、全巻揃えての注文が舞い込んだ。
全部揃えるのは大変だったが、読者の協力で、なんとか揃えて送ることができた。国内では大宅壮一文庫、早稲田大学の図書館にも不揃いだが、置いてくれている。
『薔薇族』が廃刊になったということが読者に伝わると、多くの読者から反響が寄せられたが、電話をかけてくる人は少なく、ましてや手紙を寄こした人は数人、ほとんどがメールだった。
それを見ただけで、インターネットなるものが普及して、世の中、あっという間に変わってしまったということを思い知らされた。
『薔薇族』がこの世から消えて、「帰るべき家がなくなってしまった」という思いがしているという人からの手紙をがあった。
多くの人の心の中に『薔薇族』は生き続けるに違いない。

「ラブオイル校長」誕生秘話!

『薔薇族』を創刊して、10数年後のことだ。

「こんなもの売れないでしょうか?」

と、プラスティックの容器に入った、ぬるぬるする液体を持ち込んできた、
50がらみの男性がいた。

「ゲイの人が肛門性交するときに、オチンチンにたっぷりぬって、
肛門に挿入するために使うのと、一人でオナニーするときに、オチンチンにぬってしごけば、
たちまち天国行きだ。」

効能をしゃべって、2、3本サンプルを置いていった。

ぼくは結婚するのが早かったから、オナニーのことなど、すっかり忘れている。
学生時代に、オナニーに、日夜ふけっていた時のことを思い出していた。
つばをつけたり、石鹸をつけたりしてのオナニーは、あまりこすると、あとがひりひりして痛い。
その夜、風呂に入ったときに、サンプルのオイルをたっぷり塗って、しごいてみた。
たちまち快感が!
このオイルを使えば、精液と変わりない。
水ですぐ流せるし、まったくべとつかないし、口に入ったとしても害にはならない。
これは売れるぞ!そんな思いがひらめいた。

早速、発売することにして、デザイナーでもある嵐万作さんに依頼して、
ケースと容器のデザインを考えてもらった。
商品名も「愛の潤滑液・ラブオイル」と命名し、『薔薇族』を販売してくれている、
ポルノショップや、ゲイホテルなどに置かしてもらうことにした。
『薔薇族』の誌上にも広告を載せ、記事にもした。ケースのデザインも真っ赤でよく目立って最高の出来栄えだ。
アメリカで猛威をふるったエイズが、日本にも上陸してきた。
肛門性交するにはコンドームをつけ、すべりをよくするために、「ラブオイル」をぬる。
肛門性交するための必需品となった。

もう10数年前になるだろうか。
日本テレビの連続ドラマで、「同級生」という初めて同性愛を茶の間にもちこんだ、画期的なドラマが大ヒットした。
その放送時間には、新宿2丁目の通りに人影が消えたというくらい、ゲイの人が楽しみに見たドラマだった。
脚本は伊沢満さん、主演は高嶋政広さん。
ドラマの中で高嶋さんが、ベッドの下に隠していた。
ポルノショップから買い求めてきた「ラブオイル」を取り出して、
「水戸黄門」のクライマックスの徳川のあおいの紋(もん)が入った印籠を手にもって、大写しにする場面と同じように、なんと
手をかざして「ラブオイル」を大写しにしてくれた。
その頃が一番よく売れ、オイルと言えば「ラブオイル」というぐらいに知名度が高くなり、月に5千本も売れるようになった。

その頃のことだ。ゲイビデオの制作会社の「コート・コーポレーション」の監督から電話があって、
修学旅行に旅立つ高校生を送り出す、訓辞をする役をやってくれと頼まれた。
母校の代沢小学校の裏手で、スーツを着て校長役になったぼくが台の上に乗り、6、7人の男子高校生の前で、
旅行中の注意をしゃべった。
男子生徒が、ホテルで女子生徒と、セックスなどしたら大変と、欲望がおきたら「ラブオイル」を使って自分で処理しなさいと、
男子生徒に「ラブオイル」を手渡した。

そのシーンだけを切り取って、ネットに載せたとんでもない人がいた。それが評判となって多くの人にひろがり、
僕のことをいつの間にか「ラブオイル校長」と呼ぶようになってしまった。

よろこぶべきか、悲しむべきか。「ラブオイル」が今でも売れ続けているのだから、ありがたいことだ。
プロフィール

伊藤文學

Author:伊藤文學
日本初の同性愛者向け雑誌『薔薇族』を創刊した編集長。
薔薇族は廃刊となったが、販売を手掛けるラブオイルは今でも売れ行き好調。
出演作品がネットで話題となり、いつしか“ラブオイル校長”の名でも親しまれるようになった。ありがたいことです。
管理運営:FMC's©伊藤文學

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