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『薔薇族』には軍隊物が多かった!

戦地から日本に帰ってきた人が『薔薇族』の読者に多かった。
ご自身の戦争体験から小説を書かれる人がいた。
「軍服の青春」と題する作者は野々村鋼治さん。
地方に住んでおられて、同人誌などに小説をのせているプロに近い方だろう。
『薔薇族』はそうした人たちの作品の発表の場になっていた。
その一部分を紹介しよう。


「木下っ、きさま、このケツの腫れはどうしたのだ」
「はあ、それは一昨日ひどい便秘になったものですから……」
ねじふせられた一水の声はふるえた。
村井はじっと穴のあくほど一水の目を凝視している。
「それで?」
「浣腸を何度もするうちに……」
みなまで言い終らぬうちに、鋭い少佐(軍隊ではかなり偉い人)の語気で一水の言葉はもみ消された。
(俺をめくらとおもうのか。便秘に浣腸を使用したくらいでこんなになりはせん」
「しかし……」
「留守中、俺に隠してたことはないのか!」
「ないであります」
木下一水は金輪際、酒井とのことをだまし通そうと決心していた。
「とぼけるな」
村井はいきなりどなった。
耐えていた怒りが爆発した。
「そうか、あくまでシラを切るなら、こうしてやる」
村井は一水の手をねじ伏せたまま、たたみの上をひきずり、」



これからすごいことになるのだけど、紙数がつきました。、
軍隊というところは、上官の命令にさからうことができなかった。

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プロフィール

伊藤文學

Author:伊藤文學
日本初の同性愛者向け雑誌『薔薇族』を創刊した編集長。
薔薇族は廃刊となったが、販売を手掛けるラブオイルは今でも売れ行き好調。
出演作品がネットで話題となり、いつしか“ラブオイル校長”の名でも親しまれるようになった。ありがたいことです。
管理運営:FMC's©伊藤文學

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