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「ゲイって、ある日、突然なるものではありません。
僕の場合は生まれた時からのゲイでした。
と言っても赤ちゃんの時の記憶があるわけではありません。
物心ついたころは、自分が女の子だと思っていました。
小学校の高学年まで、遊び相手はいつも女の子でした。
幼稚園では、あやとりやゴムとびなどをしていました。
どうして自分には男の子の名前がついているのか、どうして半ズボンをはいているのか、どうして髪の毛を短くしているのか、いつも不思議でした。
「どうしてあきらの名前は、あきらなの?
今度からあき子にしようよ」
と、祖母に話したのを覚えています。
「僕」や「俺」という言葉も使えませんでした。
女の子に生まれなかったことを、毎日悔やしがっていました。
4歳の男の子が、そんな感情を持つでしょうか。
みんなはあきらが本当は女の子だってこと知らないんだと思っていました。
女装の趣味はありません。
ただ、心が女の子なのです。
男っぽさが足りないのです。
まわりの人からは「おっとりしている」と言われます。
僕の場合とは違って、ちゃんと男の子っぽく育った人たちの意見を聞かせてください。
僕の場合は、自分にない「男っぽさ」を求めて男に憧れを抱いていると思うんだけど、男っぽくてゲイだ、という人たちはどうしてゲイなんですか、何も求めるものはないように思うけど。
(神奈川県・AKIRA・19歳)」
22年前、AKIRA君のような人のことを理解できない時代だったけど、やっと世間の人たちに理解されるようになってきた。
AKIRA君、ずいぶん悩んだのでは。